Voice-Recognition-Tech Info #7
~仮想アシスタントがDevOpsに進出、Voice Is the Next Big Platform, Unless You Have an Accent など~
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仮想アシスタントがDevOpsに進出(前) — 仮想アシスタントがDevOpsに進出:Computerworld
SlackなどのチャットツールでのChatOpsは数年前から広まってきていますがAlexaなどの音声アシスタントを利用したVoiceOpsも広がってきているそうです。
流れとしては自然ですよね。やっていることはチャットボットと変わらないですからね。開発する側からもロジックは共通化できるはずなのでそんなに対応に手間がかからないので今後ますます流行ってくると思います。
しかし、Dynatraceでも仮想アシスタントを提供しているというのは知りませんでした。Slack向けは主にIT部門向けに細かい情報を、Alexa版は幹部向けに報告用の情報を提供するそうです。
仮想アシスタントがDevOpsに進出(後) — 仮想アシスタントがDevOpsに進出:Computerworld
後編ではTintriの事例が紹介されています。こちらもSlackとAlexaでできることを分けています。また、Salesforceでも社内でテストをしているそうです。
「Slackは操作系も含めてオペレーションできるもの」、「Alexaは情報を聞くもの」と用途をきちんと分けるのが今のところのベストプラクティスみたいですね。
Designing for Alexa — O’Reilly Media
O’Reilly Design ConferenceというイベントでAlexaの講演を行った方へのAlexa Skillsのデザインに関するインタビュー記事です。
機能的なニーズだけでなく音声、会話のインタラクションについても深く掘り下げることが必要とのこと。
このあたりの設定は加減が難しいですよね。返答に多くの情報を積めすぎてもうっとおしいし、情報が少なすぎても物足りなく感じるので音声で返すのにちょうどいい情報量を考慮しないといけません。
音声アプリは何かしらのスクリーンに情報を表示できるアプリとはまた違った設計が重要になるということをあらためて認識できる内容だと思いました。
AWSでの「Alexa」スキル開発に月100ドル — アマゾン — builder by ZDNet Japan
AmazonがAlexa Skills開発者に対して100ドル分のプロモーションクレジットを発行するとのことです。
この適用を受けるためには少なくとも1つのスキルを公開している必要があるそうです。
Amazonはこのように開発者を囲い込んでいく戦略うまいですよね。無料で使えるなら作ってみようと思う開発者も多いと思うので非常によい施策だと思います。
「Amazon」のiOS版アプリに「Alexa」追加 — 米国で — CNET Japan
米Amazonアプリ内にAlexaが追加されたとのことです。これによりiOSユーザーはAmazon Appを入れさえすればAlexaのフル機能が使えるようになりました。
これはかなりインパクトありますね。これによりAlexaユーザーが爆発的に増えることが予想されます。SiriのようにOSネイティブではないのでいちいちAmazon Appを起動しないとAlexaを呼ぶことはできませんが、Alexaを体験してもらうという意味では効果的だと思いました。
しかし完全にプラットフォーム化を狙っていますね。家ではEchoで外出時にはiPhoneで車に乗ったらカーナビで…といった具合にどこでも同じ体験ができるというのはユーザー体験を大きく向上させることに繋がります。
What is Needed to Make a Voice Interface an Intelligent Assistant?
Alexaなどの音声アシスタントをさらにインテリジェンスにするために必要な要素についての考察が書かれています。
より自然なスピーチ、多言語対応、パーソナライズなどが挙げられています。
Voice Is the Next Big Platform, Unless You Have an Accent
音声認識におけるいわゆる「なまり」についての問題が書かれています。
確かにAlexaの日本語対応が来ても東北なまりは認識しないなどといったことが問題になる気がします。同様に関西弁などの方言についても問題になりそうだと思いました。
日常自分が使っている言葉が通じないとなると、その人達にとっては音声認識を使う意味は確かにほとんどなくなってしまいます。言葉が通じないのは本当に苦痛ですからね。
データを集めて学習させるという手もありますがそこまでローカライズする意味があるのかという問題もあると思います。各社どのように対応していくのか気になるところです。
Development
Amazon Alexa用のクライアントをiOSで作ってみた | Developers.IO
Alexa Voice Service(AVS)を利用してiOSアプリケーションを作成する方法について説明されています。
詳細の説明はないですが概要は把握できるのでAVSってどう使うの?というイメージを持てると思います。